バッテリーと発電機の違いを比較|災害・アウトドアに強い電源の選び方

災害時やアウトドア、工事現場など、電源の確保が必要な場面は多くあります。そんなときに活躍するのが「発電機」と「ポータブル電源(バッテリー)」です。本記事ではそれぞれの違いや、メリットとデメリットをわかりやすく解説します。

目次

バッテリーと発電機の違いとは?

項目発電機ポータブル電源
発電方法・蓄電方法燃料を使用して発電太陽光や、商用コンセントから充電
仕様環境屋外屋内・屋外両方
騒音大きい静音
排気ガスありなし
使用可能時間燃料がなくなるまで電池容量がなくなるまで

発電機は燃料を使って電力を生み出すため、燃料がなくならない限り発電し続けます。一方、ポータブル電源は静音・無排気で屋内でも使えるため、脱炭素への貢献、排気ガスによる事故の心配がありません。

それぞれのメリット・デメリット

発電機のメリット

  • 高出力で三相200Vの発電機もある
  • 燃料がなくならない限り発電し続ける

発電機のデメリット

  • 騒音、排気ガスが発生するため屋外でしか使用できない
  • 燃料、定期点検、オイル交換が必要

ポータブル電源のメリット

  • 静穏・無排気なため、屋外屋内問わず使用できる
  • 燃料、定期点検、オイル交換の必要なく、定期的に充電できることと出力できることを確認すればOK

ポータブル電源のデメリット

  • 蓄電容量に限りがある
  • 定格出力以上の機器は使用できない

ポータブル電源(バッテリー)選びのポイントと注意点

定格出力(W)

使用する機器の消費電力を確認。特に決まっていない場合は家庭用コンセントが1500Wのため、1500Wを一つの基準とするといいかもしれません。

蓄電容量(Wh)

蓄電容量(Wh)÷消費電力(W)×80%(環境要因)=使用時間の目安が算出できます。長時間使うなら大容量を選ぶといいでしょう。

充電方法

AC商用コンセント・車載充電・ソーラー充電など、環境に合わせて選択しましょう。

持ち運びやすさ

ポータブルとはいえ、重量は重い傾向にあります。車輪の有り無し等、持ち運べるかどうかも大きなポイントです。

まとめ

「ポータブル電源(バッテリー)」と「発電機」は、それぞれにメリット・デメリットがあります。使用目的や環境に応じて最適な電源を選ぶことで、安心して電力を確保できます。

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